気になるOECDってどういう組織なの?
OECDという言葉を耳にするが果たしてどのような組織なのだろうか。
OECDとは経済協力開発機構(OrganisationforEconomicCo-operationandDevelopment)と言います。
現在は主に国際経済全般について協議することを目的とした国際機関で「世界最大のシンクタンク」とも呼ばれています。
欧州諸国、アメリカ、日本などの30か国で構成されています。
OECDは第二次世界大戦後に主戦場となった欧州は生活の基盤まで破壊され尽くされており、経済的復興は困難を極めていました。
そんな中、米国国務長官のマーシャルが打ち出した欧州を復興させる復興策(マーシャルプラン)を受け入れるために欧州諸国側に受け入れ体制が必要となりそのための機関として欧州経済協力機構(OEEC)という組織が発足しました。その後復興と発展が進むにつれて被援助国ではなく、自由主義経済圏の発展という目的に組織の目標が変化し、この時OEEC加盟国に米国・カナダ、欧州三共同体との間で国際経済全般について協議することを目的としたOECDが設立されました。この後日本、オーストラリアにニュージーランド、韓国などが加盟し、冷戦終結後に中東欧諸国も加盟し現在まで活動を続けています。
OECDは加盟国が足並みをそろえるためにWTOなどのような交渉ではなく議論を行うことを主体とした国際機関であることが特徴です。
加盟国の経済のデータの収集・分析・報告書を半年に一回、エコノミックアウトルックとして発表しています。
日本は1963年に加盟してから経済の開放化などを進めることで資本自由化の面で顕著な発展を遂げました。また、OECDとアジアの関係強化に日本は尽力を上げています。
加盟国が30か国という節目を迎える中でOECD自身にもまた組織の改革が求められています。
このような国際的な枠組みに加入し、安定した立場を確立することで各国との信頼性を高めていき、良い関係を築いていくのは日本の得意とするところだと思います。